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フリーランス美容師に憧れはあるけど、そのリスクが気になるという美容師さんも多いのではないでしょうか?
今回はフリーランス美容師5年目の私が感じるフリーランス美容師のリスクと回避方法についてお伝えします。
フリーランス美容師とは、店舗(サロン)に属さず(雇用されず)シェアサロンや面貸しサロンを利用し、自身のお客様を呼びサロンワークをする働き方。
フリーランス美容師のリスク3選
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それでは、本題のフリーランス美容師のリスクについてですが、私が感じたリスクは以下の3点です。
- 収入の不安定
- 仕入れ先の不自由
- トラブル時の自己対応
収入の不安定
サロンに雇用されている時は毎月一定額が給料として支払われていましたが、フリーランスに美容師になると自分の売上によって収入が左右されます。例えば、先月は収入30万円でも今月売り上げが半分だった場合、収入も半分の15万円になったりします。
お客様がコンスタントに来てくれるのならあまり問題がないかと思うのですが、お客様がいても、もしも働けなくなってしまった時も収入が激減してしまう要因のひとつなってしまいます。
病気や怪我のほか、コロナのようなパンデミックにより人の流れが止まってしまうこともありますよね。
収入の不安定の回避方法
- 安定的な集客数とリピーター増
- 投資や貯蓄
- 最低限の保険
収入の不安定を回避するためにまずは、安定的な集客とリピーターを増やして売り上げの安定化を目指します。そして、ある程度の売り上げを安定して出せるようになったら投資や貯蓄を始めておきましょう。もしも働けなくなってしまった時の保険として医療保険や県民共済をかけておくと安心感も出てくるかと思います。
仕入れ先の不自由
フリーランスに美容師なるとカラー剤、パーマ剤などサロンワークで必要な材料を自分で発注しなければなりません。フリーランス美容師は美容ディーラーと直接の取引ができないことも多々あるので欲しい商材が仕入れられない可能性があります。
仕入れ先の不自由の回避方法
- ビューティガレージの登録
- 美容ディーラーとの繋がり
まずはとりあえず登録をおすすめしたいのが、ビューティーガレージという卸サイト。月額費用なども一切無く、欲しい時にスマホでパパッと発注できるフリーランス美容師御用達サイトです。カラー剤などの価格も割引されていることがほとんどなので、材料費も比較的抑えることができます。最初の登録に美容師免許の登録が必要なため事前に登録しておくと良いかと思います。
あとは、美容ディーラー営業と繋がりを持っておくと取引を引き続きできることもありますので、聞いてみると良いかもしれません。シェアサロンで働く美容師さんはディーラーさんと繋がっている方も多いので紹介してもらったりして欲しい商品の仕入れ先を確保しましょう!
トラブル時の自己対応
フリーランス美容師はサロンワーク中に発生したトラブルにも自分自身で対応しなければなりません。よくあるトラブルは、【お客様の洋服を汚してしまった】【お客様からの技術やサービスに対するクレーム】など。トラブル対応は精神的に体力を大きく奪われてしまうため未然に防ぐ対策と解決方法を考えておく必要が有ります。
トラブル時の自己対応の回避方法
まずは、技術やサービスのクレームについては未然に防ぐためにカウンセリングを綿密に行いお客様とのイメージのズレをなくすことを徹底しましょう。それでもトラブルに発展してしまった場合の対応範囲をあらかじめ決めておきましょう。例えば、後日のお直しはするが、その後は対応しない。最悪の場合は返金はするがその後の他店でのお直し代の保証はしない。など。どこまで対応するのかをしっかりと決めておくと落ち着いて対応することができます。
また、お客様の洋服を汚してしまったり、アクセサリーを壊してしまった、無くしてしまったなどの業務中のトラブルに関しては保険に入っておくことがおすすめです。
リスクをしっかり把握して事前対処をしておくことが大切
以上が、フリーランス美容師のリスク3選ですが事前にしっかりと対応しておくことで回避することができます。とはいえリスクばかりに目を当てすぎてフリーランス美容師として独立することを躊躇してしまうことはもったいないので、是非ともフリーランス美容師の良い部分を楽しむことを考えていただければ幸いです。
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