私が美容専門学校卒業後に新卒で入社したサロンでは、毎月のミーティングでメニュー別で比率を割り出し、このメニューが売れていないからお客様に勧めていこう!みたいな風潮がありました。
こういったサロンってまだ多いかと思います。
正直、このミーティングって意味あるんかな?といつも思っていました。
その当時は何がどう意味がないのかわからなかったので、物申すこともできなかったのですが、今ははっきりと答えがわかったのです。
それは、集客の段階でメニューは決まっているので、すでに集客したお客様に別のメニューを勧めても成功する確率が低い。それどころか、なぜ勧められたのかわからないお客様は失客に繋がるリスクの高い行為だということ。
つまり、メニューの比率を上げたいならその売り方を変えなければそのメニューを求めている人は増えない=比率は上がらない。
例えば、魚が美味しいお店に行って肉料理勧められても...
「いや、魚食べにきたねん!」
となることと同じです。
売り方は仕掛け方
技術や物を売りたいのであれば、売れる導線を作り込むべきだと私は思っています。
基本的には1メニュー(複合メニューも含む)につき1導線で作り込むことがベスト。
例えば、カット+カラーのメニューを売りたいのであれば、インスタグラムやホームページはそれだけのページを作ることです。縮毛矯正も売りたいのであれば、もう1ページ(アカウント)を別で作ることが重要です。
そのページ自体を強くしていくことで、自然とお客様が増えて売り上げは安定していきます。
正直、比率を増やすとかはあまり考えなくて良いのでは?
![](https://b-moving.net/wp-content/uploads/2023/12/Beige-Bar-Chart-Social-Media-Followers-Tier-Infographic-Instagram-Post-edited-1024x768.png)
冒頭で比率のお話をしましたが、正直あんまり気にしなくて良いのではないかと思っています。
もしも、カラー80:パーマ20の比率だった場合、パーマの比率を上げる=カラーの比率を下げることになるので、売り上げ的に大差はなくなります。だったら、カラーが80%もあるので、満足度は高い。なので、さらに技術力、売り方を整えて単価を上げて集客するという方向にしておくほうが、売り上げ、リピート率が上がる気がします。
考え方は人それぞれ。何かの参考になれば幸いです。