料金はその技術のブランド価値のひとつの指標。
金額次第で相手が受ける印象は大きく変化し、来られるお客様も変わります。
ここで強く伝えておきたいのが、低価格、中価格設定はブランド価値が下がる可能性があります。
また、初回割引など値段で比較されることも避けるため、高単価の集客をお勧めします。
技術の地域最高平均の料金を参考に設定
料金=ブランド価値。
ターゲットをしっかりと定めた技術サービスなので、料金は地域最高値と同等、またはそれ以上の設定にしておけば問題ないかと思います。
\ 集客についてのまとめ /
\ 独立までの手順 /
今までのサロンが低料金で高単価に躊躇してしまう場合
今までのサロンが低価格や中価格サロンだった場合、いきなり料金が上がることに抵抗があるかもしれないのですが、それだけの価値を提供するためにターゲットを定め、技術を磨いておけば大丈夫です。実際にその料金で施術している美容師が近くにいるという事は無難だと考えて大丈夫です。
適正時間単価を考慮する
周囲の価格のリサーチをしたら、次は適正時間単価を考えていきます。
適正時間単価は単純に一定時間の適正な売り上げはいくらか?ですが、目標の月売り上げに到達するには1時間単価いくらでないといけないのか?を逆算して考える必要があります。
適正時間単価の求め方
月間目標売上÷稼働日数=最低日割売上
最低日割売上÷日割客数=最低平均単価(カット料金に設定)
カット施術料金=適正時間単価
この最低平均単価を下回らない金額をカットの料金に設定しておくと1日〇〇人さえ施術すれば目標売り上げに到達するという計算になります。
つまり、カットで1時間であれば1時間の適正時間単価=カット料金です
価格を下げて集客をするリスク
冒頭でもお伝えした初回割引などの値下げのリスクは客質とリピート率の低下を招いてしまう可能性が大きくあります。
マンツーマンで対応するフリーランス美容師にとってリピート率は特に重要。リピーターが取れなければ苦しくなる一方です。
割引価格を下げると、新規予約の確率は上がりますが、同時にリピート率は低下します。
割引価格で来たお客様へ同じサービスを提供しリピートしてもらおうと必死になるほど時間とお金の浪費となってしまうリスクが高くなりますので注意しましょう。
迷わせない。新規が予約するメニューを限定
メニュー自体は沢山あっても、新規に目立たせて見せるメニューは2〜3ほど絞っておきましょう。
これも絞ったターゲットに向けて見せるメニューを限定していきます。
例えば、ショートカットのターゲットなら
カット+ヘッドスパ
カット+カラー
カット
などの3つほど。予約されるであろうカット単品メニューより予約してほしい複合メニューを前に持ってきて目立たせることで高単価の予約の確率を高めることができます。
適正な料金設定を!
集客の質を左右するメニュー価格設定。
本当にその技術を求めている質の高いお客様は初回割引などなくてもリピーターになっていきます。そのためにターゲット設定が大切で、技術の積み重ねが必要となります。
ターゲットを定めて売る技術も決めて価格まで決めたら次は集客ページ作りです!
次回は集客ホームページの構成について。ページを訪れた方を予約まで繋げるために構成は非常に重要です。
▼2023年11月8日公開